突然に起こるぎっくり腰や、いつも立ち上がる時に痛いなど、さまざまな時に感じる『腰痛』その対処法と鍼灸やマッサージで出来ることをお伝えします。
『腰』は肉月に要と書くように体の中心にあり、まさに要の位置にあります。そのため日々のほとんどすべての動作に関与しています。そして、その『腰』が痛む『腰痛』は家庭で家事をしている人も、会社で働くサラリーマンも、プロのスポーツ選手もみんなをを悩ましている国民病なのです。
腰痛の種類
ぎっくり腰など急に痛くなる腰痛を『急性腰痛』。
毎日腰が重いなーと感じるような腰痛を『慢性腰痛』と言います。
痛み方の分類では
体を前に倒す際に痛む『前屈痛』
体を後ろに反らすと痛い『後屈痛』
何もしなくても痛い『安静時痛』などがあります。
腰痛の原因
腰痛の原因には筋肉の疲労、神経の圧迫、血流の悪化、腫瘍、内臓の疾患、骨や椎間板の異常などがあります。
原因がわからずに間違った対処をすると腰痛は悪化する場合がありますので、自分で出来る対処法を行う前に専門家に相談する事をお勧めします。
自分で出来る対処法
対処法その１ - 安静にする
安静にする事で疲労が抜けたり、筋肉の過緊張が落ち着いて腰痛が改善する事があります。
対処法その2 - ストレッチ
痛いところの筋肉や、関連性のある筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチも腰痛改善には有効な事が多いです。ただ、動かす事で激痛が走るような場合はやらない方が良いので、注意が必要です。
対処法その3 -腰を温める
お風呂や、湯たんぽなどで腰を温める事で血流が良くなり、疲労が抜け、痛みが良くなります。これもストレッチと同じで痛みが増すケースがあるので、注意が必要です。
対処法の注意点
腰痛はさまざまな原因から起こりますので、中には上に記した対処法が悪化の原因になることもあります。また、悪性の腫瘍などが原因の場合もありますので、少しでも不安のある方は一度病院に行って医師の診断を受けましょう。
鍼灸マッサージに出来る事
鍼灸やマッサージには筋肉の緊張をゆるめて、血流を改善する効果があります。
特に鍼は、表層にある筋肉だけでなく奥にある深層筋に直接刺激を与える事ができる技術で、わたしたち鍼師は、奥でカチカチに固まってしまっている筋肉がフワっと解けていく感覚を鍼を通して感じています。これは鍼独特のものでしょう。
腰痛は腰以外の部分が痛みの原因になっていることも多いので、自分では気づかない臀部や背中の状態もチェックして、治療する事ができます。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の場合も神経の圧迫を改善し、痛みの軽減を期待できます。
βエンドルフィンの分泌を促す、リラクゼーション効果も鍼灸マッサージには期待できます。
鍼灸マッサージと日々のセルフケアを組み合わせて対処する事が腰痛には効果的です。「腰痛」でお悩みの方は鍼灸マッサージをご検討ください。
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