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膝痛に鍼灸マッサージができること――スポーツの痛み・原因不明の不安に寄り添う選択肢

  • 執筆者の写真: tatsuro mizukami
    tatsuro mizukami
  • 5月6日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月8日


膝痛

「走ると膝が痛い」「ジャンプの着地でズキッとする」「練習を休むほどではないけれど、ずっと違和感がある」

スポーツをしている人の膝痛は、競技を続けたい気持ちが強いほど我慢しやすく、結果的に長引いてしまうことがあります。

一方で、「病院で検査しても“異常なし”と言われたのに痛い」「原因がはっきりしないのが不安」という膝痛も少なくありません。痛みが続くと、動くこと自体が怖くなり、フォームが崩れて別の場所まで痛くなる…という悪循環に入ることもあります。

鍼灸は、膝痛に伴って起こりやすい筋肉の緊張、回復の遅れ、動きのクセ、痛みへの過敏さを整えることで、回復を後押しし、再発しにくい身体づくりを目指す選択肢です。



1)膝の痛みは「膝だけ」の問題とは限りません


膝は、股関節と足首に挟まれた“中継地点”です。スポーツで膝を痛めた場合でも、実際には次のような要素が重なって膝に負担が集中していることがよくあります。

  • 太ももの前(大腿四頭筋)や外側(腸脛靭帯周辺)の張り

  • 太もも裏(ハムストリングス)やふくらはぎの硬さ

  • お尻(臀部)や股関節周りの働きの弱さ

  • 足首の硬さ、足裏の使い方の偏り

  • 片脚荷重のクセ、着地や切り返しのクセ

そのため当院では、痛い場所だけでなく、膝に負担を集めている周辺部位も含めて状態を確認し、施術します。「膝が痛いのに太ももや腰も施術する」のは、膝を守るために施術する必要があると思われることが多いからです。



2)鍼灸が得意とするのは「緊張の解除」と「回復環境づくり」


膝痛があると、身体は防御反応で筋肉を硬くし、動きを制限します。するとフォームが崩れ、さらに膝に負担がかかり、痛みが抜けにくい悪循環に入りがちです。

鍼は、手では届きにくい深い層の緊張にも刺激を入れられるため、張りが抜けない/動かすと引っかかる/使いすぎで硬くなっている、といった状態の改善を後押しできます。

灸は、冷えや循環の低下が関わるタイプの痛みに対して、温めて回復しやすい環境を整える目的で使います。状態により刺激量や方法は調整し、負担を増やさない施術設計を行います。



3)「原因不明」と言われた膝痛に、鍼灸ができること


画像検査で異常が見つからないのに痛い、というケースは珍しくありません。もちろん重大な病気が隠れていないかの確認は大切ですが、検査で分かりにくい要素として、筋肉や腱の過緊張/関節周囲の動きの悪さ(滑走不全)/疲労の蓄積、睡眠不足/痛みへの不安による過敏さ、などが関わっていることがあります。

鍼灸は、こうした「硬さ」「疲労」「緊張」「過敏さ」に対して、アプローチすることが可能です。痛みが続くと、脳や神経が痛みに敏感になり、少しの刺激でも痛く感じることがあります。施術で身体がゆるみ、睡眠や回復が整ってくると、痛みの感じ方が変わってくる方も多くいます。



4)競技復帰で大切なのは「痛みが引いた後」の再発予防


膝痛は、痛みが軽くなった後に「同じ動きで再発する」ことが問題になりやすいです。そこで当院では、施術だけでなく、どの動きで痛みが出るか(走る・階段・しゃがむ・切り返し等)/どこが硬く、どこが働いていないか/練習量や負荷の上げ方は適切か/セルフケア(ストレッチ、簡単な運動、休養の取り方)を一緒に整理し、必要なことを最小限で提案します。

「施術を受けたら終わり」ではなく、身体の使い方を整えながら復帰を目指すことが、スポーツの膝痛では特に重要です。



5)まず医療機関での確認をおすすめしたいサイン


次のような場合は、鍼灸より先に医療機関での確認をおすすめします。

  • 強い腫れ、熱感、赤みがある

  • 体重をかけられない/膝が抜ける感じが強い

  • ぶつけた・ひねった直後から急激に悪化した

  • 夜間痛が強い/安静でも痛みが増す

  • 発熱など全身症状を伴う

安全に回復を進めるために、必要な検査や診断と、鍼灸のケアを上手に組み合わせるのが理想です。



よくある質問(Q&A)


Q1. 何回くらい通えばいいですか?

A. 痛みの強さ、発症からの期間、練習量によって変わります。目安としては、まず数回で反応を見ながら、状態に合わせて間隔を調整します。


Q2. 施術の当日は運動してもいいですか?

A. 状態によります。痛みが強い時期は負荷を落とす方が回復が早いことが多いです。練習を続けたい場合も、悪化させないための負荷調整を一緒に考えます。


Q3. 「原因不明」と言われたのですが、受けても大丈夫ですか?

A. 受けられるケースは多いです。ただし、腫れや熱感が強い、体重をかけられないなどのサインがある場合は、先に医療機関での確認をおすすめします。


Q4. 鍼は痛いですか?

A. 刺激は最小限に調整します。状態によっては「ズーン」と響く感覚が出ることがありますが、苦手な方には無理のない方法で行います。



ご予約・ご相談


膝の痛みは、我慢しているほど長引きやすく、フォームの崩れや別の部位の痛みに繋がることもあります。

「練習を休めないけれど悪化させたくない」「原因が分からず不安」そんな時こそ、今の状態を整理し、回復と再発予防のためにできることを一緒に積み重ねていきましょう。

ご予約・ご相談はお電話で承ります。TEL:011-206-6564



鍼灸指圧Sweep院長
鍼灸指圧Sweep院長

このブログの著者


水上 達郎

(Mizukami Tatsuro)

「本当に信頼できる鍼灸師」を目指して2011年から札幌の地で開業中



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