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鍼灸指圧Sweep
スウィープ
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診療時間
午前 10:00〜13:00
午後 15:00〜21:00
祝日は 19:00まで
休診日
日曜日
最終更新日
2024/10/8
地下鉄東西線西11丁目から徒歩7分 地下鉄南北線すすきのから徒歩8分
適応疾患
頻尿と鍼灸
一日に何度もトイレに行きたくなる、夜中に何度もおきてオシッコに行く等、頻尿で悩んでいる方は大変多くいる事が解ってきました。
西洋医学においての頻尿の捉え方及び治療法と東洋医学における頻尿の捉え方,治療法は違います。
病院に行ってもなかなか治らない方は是非一度鍼灸治療を試してみて下さい。
昼間頻尿と夜間頻尿
日本排尿機能学会では日中に8回以上トイレに行きたくなることを昼間頻尿、夜間1回以上トイレに行くことを夜間頻尿と定めています。昼間頻尿と夜間頻尿はその原因やその後の経過も違ってきますので注意が必要です。
昼間頻尿
昼間8回以上トイレに行きたくなる昼間頻尿。加齢によって微増しますが(有病率は40代約50%、80代約60%)夜間頻尿ほどではなく、原因は加齢だけではありません。過活動膀胱、前立腺の異常、などが人によって様々な要因があります。どちらかと言うと頻尿改善薬(ミラベクロンなど)で効果が出やすいのが昼間頻尿と言えます。
夜間頻尿
夜間頻尿は夜間に1回以上トイレに行きたくなる状態で、加齢によって優位に増加します(有病率は40代は約40%、80代は約90%)。その原因はテストステロンの減少が大きく関係していると言われています。また夜間頻尿は、睡眠の質を著しく低下させることが多く、夜間頻尿が2回以上ある高齢者は優位に生存率が低いこともわかってきました。
頻尿の原因疾患
頻尿の原因疾患として考えられる疾患には以下の物があります
1.過活動膀胱
2.前立腺の異常(前立腺炎、前立腺肥大、前立腺癌)
3.膀胱の硬化症
4.膀胱粘膜への刺激(膀胱結石、膀胱炎等)
過活動膀胱
何らかの原因で膀胱の受容器が過敏になっている状態です。
脳梗塞や脳出血の後遺症や、脊髄の損傷や圧迫でおきる場合(神経因性膀胱)がありますが、過活動膀胱と言われる状態の多くは原因不明です。
骨盤底筋の異常、血流障害などが複合的に関係していると考えられています。
前立腺の異常
前立腺は男性だけにある器官で膀胱の下にあり、なかを尿道が通っています。栗の実ほどの大きさで、なかを尿道が通っています。
前立腺の異常(前立腺炎、前立腺肥大、前立腺がん)が頻尿を引き起こす詳しい機序はまだ不明な部分が多くありますが、前立腺の異常により頻尿を訴える方は多く、膀胱を硬くしたり膀胱粘膜に刺激を与えるのではないかと考えられています。
膀胱の硬化症
膀胱の出口(膀胱頚部)が硬くなる事で排尿障害を起こす病気です。
先天性の物、前立腺の手術後に現れるものが多く確認されていますが、突発的に現れる場合もあり、その原因は現在のところ解明されていません。
膀胱の頚部の膀胱壁が硬く厚くなり、尿の出口が開きにくくなるため頻尿等の排尿障害が起きます。
膀胱粘膜への刺激
膀胱粘膜への刺激は直接的に頻尿等の排尿障害を引き起こす原因として考えられていますが、その原因疾患としては膀胱結石、膀胱炎等があります。
女性に多い間質性膀胱炎もこれに含まれますが、やはり原因は不明です。
以上のように頻尿は現在も解明されていない部分が多い疾患です。
しかし、それは西洋医学的にとらえた場合です。
東洋医学的では頻尿の事を小便数(しょうべんさく)と言い、その捉え方も治療法も西洋医学とは違います。
頻尿と東洋医学
東洋医学は、人間が本来持っている自己修復能力を活性化させる事で治療する医学です。
転んで出来た擦り傷が、時間が経つといつの間にか治ってしまうように、人は自然治癒力を持っています。しかしそれが正常に働かなくなり、病に負けてしまっている状態が東洋医学で考える「病気」なのです。
治るはずの擦り傷もそこに小石が入って邪魔してしまっていては治りません。
東洋医学では、鍼灸やマッサージまたは自然由来の生薬を使って身体全体の気、血、水の流れを整える事で、もとの健康な状態に戻す事を治療の主旨としています。
頻尿の鍼灸治療
頻尿は水毒(すいどく)水滞(すいたい)によって生じ、その原因は身体の『腎虚』(じんきょ)によります。『腎虚』の腎とは、漢方の五臓六腑の一つである腎の事で、『腎虚』とは腎の気の停滞を意味します。
『腎』は腎臓を中心とした働き全体を指し、気、血、水の『水』を司ると言われています。
東洋医学の代表的な物理療法である鍼灸治療では、この腎の働きを正常に戻し、『腎虚』を補うことを治療の中心にしています。
つまり、気や血の流れを取り戻す事により、『水』の代謝を正常にするのです。
適切な生活指導
鍼灸治療と共に適切な生活指導も大変重要です。昼間頻尿と夜間頻尿で少し違ってきます。
昼間頻尿
1 過度な水分制限を避ける(飲まなすぎない)
2 膀胱訓練
3 適度な運動
夜間頻尿
1過剰な水分摂取を制限する(飲みすぎない)
2 適切な睡眠時間(長時間臥床しないように)
3 適度な運動(夕方に30分以上の散歩)
4 適切な睡眠環境(寝床を温めるなど)
頻尿治療における鍼灸の効果
あまり知られていませんが、頻尿はWHO(世界保健機関)において、鍼灸治療の適応症であると公式に認められています。
頻尿治療における鍼灸の効果は長い年月の中で、研究、成果をあげてきたものであり、世界的にも認められているものなのです。
鍼灸施術により『腎』の気を高め、免疫力を含む自然治癒力を取り戻す事により再発しやすい頻尿を、慢性化させない根本治癒させる事も可能です。
「頻尿は年のせいだから」
「病院の薬は効果無かった」
「頻尿が治ってもぶり返す」
「頻尿を治して思いっきり好きな事をしたい」
「薬は飲みたくない」
などお悩みの方は是非一度鍼灸治療をお試し下さい