前立腺炎・間質性膀 胱炎・頭痛・顎関節症・線維筋痛症・不妊症・自律神経失調症
あなたと共に本気で治す
鍼灸指圧Sweep
スウィープ
〒064-0804
北海道札幌市中央区南4条西9丁目1006-8
パワービル南4条1F
診療時間
午前 10:00〜13:00
午後 15:00〜21:00
祝日は 19:00まで
休診日
日曜日
最終更新日
2024/01/17
地下鉄東西線西11丁目から徒歩7分 地下鉄南北線すすきのから徒歩8分
原因不明の疲労感が長期間続いてる。でも病院では異常なしと言われてしまう。
慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん)
このような症状で悩んでいませんか?
倦怠感がある
目が乾く
頭痛がひどい
背中がこわばる
不眠が続いている
うつ症状がある
のどが詰まる
胃が痛い
便秘、下痢がある
以上のような症状は慢性疲労症候群の可能性があります
慢性疲労症候群、線維筋痛症でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
あまり知られていませんが鍼灸は慢性疲労症候群、線維筋痛症に有効な治療法です。
病院に長い間かよっても改善しない痛みやだるさでお困りの方はお気軽にご相談下さい。薬を飲み続けたくない場合にも、副作用や依存性のない鍼治療は最適です。
こんな方に選ばれています
病院での治療で効果がなかった ⇨ 東洋医学独自の捉え方で治療します
薬を飲み続けたくない ⇨ 副作用のない治療法です
慢性疲労症候群は治らないと思っている ⇨ 完治した患者さん多数
整体やマッサージでも効果がなかった ⇨ 鍼灸治療独自の効果があります
良くなったり悪くなったりを繰り返す ⇨ 体質を改善し根本から治療します
治療方針
Sweepは全身を診て慢性疲労症候群を改善させます。症状のある所にだけアプローチしても根本的な治療にはなりません。
Sweepは全身の中から原因を探し、その治療点(ツボ)に施術します。主な治療点は首、腰、背中、手、足です。
必要に応じて鍼の上にお灸を置いて行なう灸頭鍼(きゅうとうしん)やマッサージも行ないます。とても心地よい施術で眠ってしまう方もいます。
Sweepのやり方
-
全身を診て、原因を特定
-
直接触れられない深層筋にもアプローチ
-
内蔵の働きを整える
安全な理由
-
100%ハリは使い捨て
-
消毒を徹底しています
-
国家資格の鍼灸師が行ないます
病院では『原因不明』でも身体には表れています
病院で受ける検査は大変重要ですが、異常が見つからなければ『原因不明』として扱われ、効果がないにも関わらず処方された痛み止めなどの薬を飲み続けることになります。
病院では、筋肉の緊張やコリ、姿勢の問題が見逃されてしまいます。当院では、病院の検査では解らない身体の信号をしっかりと調べます。
慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん: Chronic Fatigue Syndrome: 略称CFS)とは、健康に生活していた方に全身倦怠感、微熱、不眠、頭痛、筋肉痛、喉が詰まる、うつ症状などが起こり、それが長期間続いて日常の社会生活が送れなくなる疾患で休息や睡眠で症状が改善する単なる慢性疲労とは異なる病気です。
有病率
この病気は日本ではまだまだ認知度が低く、知らない医師も多いため、正確な有病率はわかっていません。
しかし男性よりも女性に多く、年齢的には20代から50代の方が多い様です。
慢性疲労症候群の症状
代表的なものには、疲労感、微熱、筋肉痛があげられます。その他には自律神経の異常や精神症状も併発することがあります。
・疲労感
日常の生活に支障をきたすほど(立ち上がれない、歩けないなど)の疲労感が長期間続きます。
・微熱
CFSの特徴的症状として微熱が挙げられます。平熱より0.5から1.5℃程度高い状態が長期に続きます。解熱剤などはあまり効果がないことが多くあります。
・筋肉痛
全身または特定の身体の部位に強い筋肉痛が現れ、身体を動かすのが辛くなります。
・自律神経の異常
CFSは自律神経の異常も併発します。具体的には不眠、過眠、頭痛、喉の痛みなどが挙げられます。
・精神症状
不安、イライラ、抑うつ、興奮、錯乱などが現れ、感情の変動が大きくなることも特徴です。
診断基準
現在の診断基準では原因がはっきりしない疾患であるため、症状自体が診断基準となっている。
6ヶ月以上持続ないし再発を繰り返す疲労感があることとその他に関連が考えられる明確な疾患がないことが基本的なCFSの診断基準だが、より詳細なものとしてPS値がある。
PS値
疲労の程度を10段階で測るものがPS(パフォーマンス・ステータス)値で、慢性疲労症候群として診断されるのはPS値3以上になります。
PS値
0 倦怠感がなく平常の社会生活ができ、制限を受けることなく行動できる。
1 通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、疲労を感ずるときがしばしばある。
2 通常の社会生活はでき、労働も可能であるが、全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である。
3 全身倦怠感のため、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
4 全身倦怠感のため、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
5 通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である。
6 調子のよい日には軽作業は可能であるが、週のうち50%以上は自宅にて休息している。
7 身の回りのことはでき、介助も不要であるが、通常の社会生活や軽労働は不可能である。
8 身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。
9 身の回りのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。
考察
疲れの分類
生理的疲労
人間は誰でも運動をしたり仕事をしたりすると疲れます。これは単純にエネルギーの不足あるいは、休息の不足であって、栄養をとり休息することで回復可能な疲労です。
病的疲労
何らかの基礎疾患により自然回復ができない疲労群で基礎疾患には癌、内臓疾患、うつ病、統合失調症などがあり、慢性疲労症候群もこれに含まれます。
慢性疲労症候群の原因
慢性疲労症候群は病院等の西洋医学では今のところ原因不明の難病ですが、少しずつそのメカニズムか解明されてきました。それによると慢性疲労症候群は末梢の筋肉などの問題ではなく、身体の中枢に異常があることがわかって来ました。
免疫系の異常
人が疲労を感じる際にはTGF-β(トランスフォーミング増殖因子ベータ)というサイトカイン(疲労伝達物質)が関与していますが、慢性疲労症候群の多くの患者にこのTGF-βの異常増殖が観られるという報告があります。TGF-βの異常増殖は強い疲労感と、種々の自己免疫疾患を引き起こし、様々な症状を作り出します。
内分泌系の異常
TGF-βの異常増殖は内分泌系にも影響を与え、神経ホルモンやグルタミン酸・γ-アミノ酪酸 (GABA) の産生低下が起こっていると考えられています。
脳内の血流量の低下
慢性疲労症候群の患者の多くで前帯状回(自律神経の中枢)や海馬(記憶に関与)などの脳内各部の血流量の低下が確認されています。
この様に徐々に解明されて来ている慢性疲労症候群ですが、ではなぜ中枢に異常が起こってしまうのかについてはまだ決定的な結論は出ていません。
しかし、慢性疲労症候群を臨床の現場で診ていくと幾つかの可能性が見えてきました。
身体的ストレス
慢性疲労症候群の中心である『疲れ』という感覚は人間にとって本来、危険を教えてくれるサイレンです。「このままだと倒れてしまいますよ〜」とかを教えてくれているとても重要な感覚なのです。しかし、我々現代の人間はしばしばそんなサイレンを無視しなくてはいけない状態に追い込まれています。「今日は身体が疲れているけど学校に行かなきゃ」とか「風邪気味でだるいけど会社は休めない」などで自分の身体が教えてくれているサイレンに蓋をして多くの人は生きています。その時は小さな『疲れ』なのでなんとか我慢して乗り切る事が出来るかもしれません。しかしそれが日常の中でしだいに蓄積され、ついに我慢の限界を超え暴発してしまった身体的ストレスが慢性疲労症候群の要因なのではないかと思います。慢性疲労症候群の方はまじめで頑張り屋さんに多いと言われている事からもその可能性が高いように思います。
精神的ストレス
身体的ストレスと同様に、またはそれ以上に原因として考えられるのは精神的ストレスです。東洋医学では病気の原因には外邪(がいじゃ)内因(ないいん)不内外因(ふないがいいん)の三つに分けられますが、その中でも内因が最も深刻な病気を引き起こすと考えられています。
内因とは怒りすぎ・喜びすぎ・思いすぎ・心配しすぎ・悲しみすぎなどの感情の変化のことです。現代の言葉で総括すると精神的ストレスということになるでしょう。慢性疲労症候群の患者さんとお話しすると、全ての方が間違いなく強い精神的ストレスを経験しています。夫の不倫、姑のお世話、失恋、学校でのいじめなどを長い間我慢して来た、その結果慢性疲労症候群が発症しているのです。
慢性疲労症候群の治療
病院で処方される薬
一般的な病院では非ステロイド系抗炎症剤、三環系抗うつ剤、SSRI、抗アレルギー薬などがその症状に合わせて処方されることが多いです。しかし、慢性疲労症候群の患者さんは薬物に対する過敏性を強く持っていることがあるので、丁寧な説明と慎重な服用が必須です。効果がないにもかかわらず、長期にその様な薬を服用すると、薬剤性の疾患を患ってしまう可能性があり、実際その様な患者さんを多く診ることがあります。その様な患者さんは鍼などの治療に関しても反応が鈍く、治療をかえって難しくしてしまっています。
漢方薬・ビタミン剤
上記の様な理由により、漢方薬やビタミン剤などの処方を積極的に行なっている病院も多く、一定の効果はある様です。
東洋医学的には『気虚』または『気滞』
東洋医学では慢性疲労症候群の様な病態を『気虚(ききょ)』または『気滞(きたい)』と捉えることができます。
気虚
身体に必要なエネルギーが不足している状態で、疲れやすい、胃腸が弱い、風邪をよくひく、体温が低い、冷え性、季節の変わり目で体調を崩しやすい、環境が変わると体調を崩しやすい、などの特徴があります。体格的には筋肉が少なく、痩せ型かぽっちゃり型が多いです。
気滞
気滞とは、身体の中を流れる『気』の流れが停滞している状態のことで、イライラする、情緒不安定、寝つきが悪い、胸や脇に圧迫感がある、お腹が張る、月経周期が一定しない、生理前に症状が強くなる、などの特徴があります。体格的には痩せ型の人が多いです。
このように近年、慢性疲労症候群と言われている病態は、東洋医学的には難病などではなく、「よくある疾患」とも言えます。
鍼灸治療
上に記した様に治療は『気虚』または『気滞』の治療になります。具体的にはそれぞれの患者さんに合わせてツボや刺激量、やり方を変えていくのですが、基本的には足りない『気』を補い、動かない『気』を動かすことが慢性疲労症候群の治療になります。
完治にはある程度の期間が必要になることが多いですが、ほとんどの方に効果がある治療法です。関連論文 慢性疲労症候群に対する鍼治療の検討
私は慢性疲労症候群という病気は、患者さんの人生を見直さなければ原因は見えてこない病気だと思います。患者さんの全身を診て、環境を診て、心を診なければ治すことは出来ない病気です。そしてそれは、東洋医学では「あたりまえにやっている」ことなんです。
CFSは早めに治療を始めることで予後がよくなる疾患と言われています。