むち打ち症と鍼灸に出来ること
- tatsuro mizukami
- 9月13日
- 読了時間: 3分
更新日:6 日前
交通事故や急な衝撃で首に負荷がかかると、むち打ち症(頸部捻挫) が発症することがあります。
『むち打ち症』はWHO(世界保健機構)の鍼灸適応疾患の一つに挙げられており、臨床においては鍼灸が効果がある疾患として施術されています。
今回はそんな『むち打ち症』について、その症状や鍼灸にできることを記していきます。

むち打ち症とは
むち打ち症(whiplash injury)は頚部捻挫や外傷性頚部症候群の一般名で、交通事故などの強い衝撃や外傷によって首の筋肉や靭帯、神経などが損傷して起こる症状の総称です。外見では分かりにくい場合も多いですが、首の痛みや肩こり、頭痛、めまいなどが現れることがあります。
交通事故で起こるむち打ち症とは?
むち打ちは首の筋肉や靭帯への強い負荷が原因で発生します。症状が軽くても放置すると慢性的な痛みやコリにつながり、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

むち打ち症の症状
次のような症状が代表的です。
首の痛みや違和感
肩や背中のこり
頭痛やめまい
手や腕のしびれ
首の動きが制限される
むち打ち症かなと思ったら
むち打ち症は前述のとおり、鍼灸治療の適応ですが、交通事故や頭部への強い衝撃を受けた場合は必ず整形外科などの病院に行きましょう。
その結果、脳や神経、骨等異常がないことが確認できれば、積極的に鍼灸やセルフケアをすることをおすすめします。

自分で出来る対処法
※ここで記す自分で出来る対処法は全ての人が必ず良くなるとは限りません。まずは少しずつ行ってみて、症状が悪化するようならやめて必ず専門家に相談しましょう。症状が良くなるという実感が感じられるなら継続して行う事で少しずつ症状が緩和されていきます。
対処法その1 - 温める
蒸しタオルなどで患部を温めることで回復を早めることができます。また、日頃から入浴などで体を温めて、血流を促進することで筋肉に酸素や栄養素を送り込み、老廃物を排出する事ができます。
対処法その2 - ストレッチ
関連性のある筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチも改善には有効な事が多いです。ただ、動かす事で痛みが走るような場合はやらない方が良いので、注意が必要です。
対処法その3 -姿勢の工夫
デスクワークや長時間のスマホの利用などは、頚部に過度の負荷を与えてしまいます。途中適度に休憩をはさむなど姿勢の工夫も大切です。
鍼灸に出来る事
鍼灸治療は、むち打ちによる首の痛みや肩こりに効果が期待できます。
血流改善:鍼で血流を促進することで、筋肉の疲労やこりを和らげ、早期にむち打ち症を軽減することが期待できますます。
筋肉の緊張緩和:首や肩周りの硬くなった筋肉がほぐれることで通常よりも早く痛みの軽減が期待できます。
自然治癒力の向上:鍼灸の施術により自律神経のバランスを整え、自然治癒力の後押しをいたします。その結果早期の治癒が期待できます。
鍼灸でむち打ち症を早期改善
むち打ちは後から症状が出ることもあり、早めの対応が大切です。当院では、首や肩周りの状態を丁寧に診察し、患者様一人ひとりに合わせた施術を行っています。
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