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バセドウ病に鍼灸ができること|症状緩和から日常生活のサポートまで

  • 執筆者の写真: tatsuro mizukami
    tatsuro mizukami
  • 24 時間前
  • 読了時間: 4分

バセドウ病と診断され、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。動悸、手の震え、体重減少、疲れやすさ…これらの症状に日々悩まされている方に、鍼灸治療がどのようなサポートができるのかをお伝えします。


バセドウ病でつらそうな人

バセドウ病とは?


バセドウ病は、甲状腺が過剰に働き、甲状腺ホルモンが多く分泌される自己免疫疾患です。20〜40代の女性に多く発症し、日本では約1000人に1〜2人が罹患すると言われています。

主な症状として、動悸・頻脈、手指の震え、体重減少(食欲があるのに痩せる)、発汗増加・暑がり、イライラ・不眠、眼球突出(バセドウ眼症)、倦怠感・疲れやすさなどが挙げられます。これらの症状は、日常生活の質を大きく低下させることがあります。



現代医学での治療について


バセドウ病の治療は主に3つあります。抗甲状腺薬による薬物療法、放射性ヨウ素治療、そして手術療法です。多くの方がまず薬物療法から始めますが、長期間の服用が必要なことや、副作用への不安を感じる方もいらっしゃいます。

当院では、これらの現代医学的治療を否定するものではありません。むしろ、専門医の指導のもとで適切な治療を受けていただくことが最も重要です。鍼灸治療は、その治療と並行して、身体の調子を整えるサポート役として位置づけています。



鍼灸がバセドウ病に対してできること


鍼灸治療は、バセドウ病そのものを「治す」治療ではありませんが、以下のような形で患者さんの生活の質を向上させるお手伝いができます。


1. 自律神経のバランス調整

バセドウ病では、甲状腺ホルモンの過剰により交感神経が優位になりがちです。鍼灸治療は、副交感神経の働きを促し、自律神経のバランスを整える効果があります。これにより、動悸や発汗、イライラ感などの症状緩和につなげます。


2. 動悸・頻脈の緩和

動悸は、バセドウ病患者さんが最もつらいと感じる症状の一つです。内関(ないかん)や神門(しんもん)といったツボへの施術は、心臓の働きを落ち着かせ、動悸を和らげる効果が多く報告されています。


3. 手の震えへのアプローチ

手指の震えは、字を書く、箸を持つなどの日常動作に支障をきたします。鍼灸では、合谷(ごうこく)や曲池(きょくち)などのツボを用いて、筋肉の緊張を緩和し、震えの軽減をサポートします。


4. 不眠・イライラの改善

甲状腺機能亢進により、眠れない、気持ちが落ち着かないという方が多くいらっしゃいます。鍼灸治療により、リラックス効果を促し、睡眠の質を高めるお手伝いをします。百会(ひゃくえ)や安眠(あんみん)などのツボが効果的です。


5. 倦怠感・疲労感の軽減

代謝が亢進することで、常にエネルギーを消耗している状態が続きます。鍼灸治療では、足三里(あしさんり)や関元(かんげん)といったツボを用いて、全身の気血の巡りを改善し、疲労回復を促します。


鍼のイメージ

当院の施術について

当院では、鍼(はり)、灸(きゅう)、指圧を組み合わせた施術を行っています。


【鍼治療】

髪の毛ほどの細い鍼を使用し、ほとんど痛みを感じることなく施術を受けていただけます。使い捨ての鍼を使用しているため、衛生面も安心です。自律神経の調整、血行促進、筋肉の緊張緩和に効果があります。


【灸治療】

もぐさを使った温熱療法で、冷えの改善や免疫力の向上をサポートします。じんわりとした温かさが心地よく、リラックス効果も高いです。バセドウ病の方は体温調節が難しいこともありますので、症状に合わせて適切な温度で施術します。


【指圧治療】

ツボを指で押すことで、気血の流れを促進し、筋肉のこわばりをほぐします。鍼や灸が苦手な方にも受けやすい施術です。肩こりや首のこりなど、ストレスによる身体の不調にも効果的です。


通院中の方へ ― 注意点とお願い

鍼灸治療を受けていただくにあたり、いくつかの注意点があります。


  • 現在の服薬状況、検査結果(甲状腺ホルモン値など)を施術前にお知らせください。

  • 症状の急激な悪化や、発熱、強い動悸などがある場合は、まず主治医にご相談ください。

  • 甲状腺クリーゼ(重篤な合併症)の兆候がある場合は、直ちに医療機関を受診してください。



施術の流れと通院ペース


初回はカウンセリングを含めて60〜90分程度お時間をいただきます。症状やお悩みを詳しくお聞きし、お一人おひとりに合った施術プランをご提案します。

症状が安定するまでは、週1〜2回の施術をおすすめしています。その後は、状態を見ながら2週間に1回、月1回とペースを調整していきます。



まとめ

バセドウ病は長期にわたる治療が必要な疾患ですが、鍼灸治療を併用することで、症状の緩和や生活の質の向上が期待できます。動悸、手の震え、不眠、倦怠感など、つらい症状に悩まされている方は、ぜひ一度ご相談ください。

私たちは、あなたの健康を多角的にサポートするパートナーでありたいと考えています。現代医学と東洋医学、それぞれの良さを活かしながら、より良い毎日を送るお手伝いをさせていただきます。

ご予約・お問い合わせは、お電話(011-206-6564)からお気軽にどうぞ。お待ちしております。


鍼灸指圧Sweep院長
鍼灸指圧Sweep院長

このブログの著者


水上 達郎

(Mizukami Tatsuro)

「本当に信頼できる鍼灸師」を目指して2011年から札幌の地で開業中



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