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ランナー膝に鍼灸ができること

  • 執筆者の写真: tatsuro mizukami
    tatsuro mizukami
  • 22 時間前
  • 読了時間: 5分

ランナーの痛みを「走れる体」に戻すために


走っていると膝の外側がズキッと痛む。階段の下りで違和感が強い。休むと少し楽になるのに、走り出すとまた痛い——。市民ランナーに多いこの症状は、一般に「ランナー膝(腸脛靭帯炎)」と呼ばれます。

札幌市中央区の鍼灸指圧Sweepでは、ランナー膝のようなオーバーユース(使いすぎ)による痛みに対して、鍼灸と指圧マッサージを組み合わせて「痛みの改善」と「再発しにくい走り方・体の使い方を身につける」ことを目標に施術を行っています。この記事では、ランナー膝に対して鍼灸ができることを、できるだけ分かりやすくまとめます。


ランナー膝

ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?


ランナー膝は、太ももの外側を走る腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が、膝の外側(大腿骨外側上顆付近)で擦れて炎症が起き、痛みが出る状態です。特に、走行距離が増えた時期、下り坂が多いコース、スピード練習を増やした時などに起こりやすい傾向があります。

痛みの場所は「膝の外側」が典型ですが、太ももの外側の張り、股関節周りの硬さ、足首の動きの悪さなどが背景にあることも少なくありません。つまり、膝だけを見ていても改善が進みにくいケースがある、ということです。



なぜ市民ランナーに多いのか


市民ランナーは、仕事や家事の合間に練習時間を確保するため、疲労が抜けきらないまま走り続けたり、週末に距離をまとめて踏んだりしがちです。また、フォームの癖(骨盤の落ち込み、膝が内側に入る、接地が強いなど)や、シューズの摩耗、柔軟性・筋力のアンバランスが重なると、腸脛靭帯への負担が増えます。

「休めば治るはず」と我慢して走り続けると、炎症が長引き、痛みが出る距離が短くなっていくこともあります。早めに手当てをして、負担の原因を整理することが大切です。



鍼灸ができること①:痛みと炎症を落ち着かせる


ランナー膝のつらさは「走ると痛い」「押すと痛い」「階段が怖い」といった日常動作にも影響します。鍼灸では、痛みが出ている部位周辺だけでなく、関連する筋肉(大腿筋膜張筋、臀部、外側広筋、ハムストリングス、ふくらはぎなど)の緊張を丁寧にみながら、過敏になっている状態を落ち着かせていきます。

痛みが強い時期は、刺激量を調整しながら、局所の負担を増やさないように施術します。「触られるだけでも痛い」「走るとすぐ痛む」という段階でも、状態に合わせて進められるのが鍼灸の良さの一つです。



鍼灸ができること②:張りや硬さ(筋膜・筋肉のこわばり)をゆるめる


腸脛靭帯そのものは強い組織ですが、周囲の筋肉の硬さが続くと、膝外側への牽引(引っ張り)が増え、擦れやすくなります。鍼灸は、深部のこわばりに対してのアプローチに強みを持っていて、指圧マッサージと組み合わせることで、表層〜深層までの緊張を段階的にゆるめていきます。

特に、臀部(お尻)や股関節周りの硬さは、膝の外側痛とセットで見つかることが多いポイントです。膝だけでなく、股関節・骨盤帯の動きまで含めて整えることで、走った時の負担が変わってきます。



鍼灸ができること③:回復しやすい体の状態づくり


靴紐を結ぶ女性

痛みがあると、無意識にかばって動きが偏り、別の場所(反対側の膝、足首、腰など)に負担が移ることがあります。鍼灸と指圧で全身のバランスを整え、動きやすい状態を作ることは、結果的に回復を後押しします。

また、睡眠の質や疲労感が強い時は、回復が追いつかず痛みが長引きやすくなります。施術では、練習量・仕事量・睡眠なども伺いながら、今の体に必要なケアを組み立てます。



Sweepでの考え方:膝だけでなく「走る連鎖」をみる


ランナー膝は膝の外側に症状が出ますが、原因は一つではありません。例えば、股関節の安定性が落ちて膝が内側に入りやすい、足首が硬くて着地衝撃が逃げない、太ももの外側ばかり使う癖がある、など複数の要素が重なります。

当院では、痛みの場所の状態確認に加えて、股関節・膝・足首の動き、筋肉の張り方、左右差などを見ながら、鍼灸と指圧で「負担が集中しているところ」をほどいていきます。

また元ダンサーでダンスインストラクターの経験もある院長が、効果的なトレーニング法もお伝えいたします。


自宅でできるセルフケア(痛みが強い時は無理をしない)


来院までの間にできることを、簡単にまとめます。痛みが強い場合は、無理に伸ばしたり押したりせず、できる範囲で行ってください。

  • 練習量を一時的に調整:痛みが出る距離・強度を超えない(ゼロにする必要があるかは状態次第)

  • 太もも外側〜臀部の軽いケア:フォームローラーや手で「痛気持ちいい」程度に(強い痛みは避ける)

  • 股関節周りの動きを出す:お尻・もも裏の軽いストレッチ(痛みが増えるなら中止)

  • 下り坂・スピード練習を控える:膝外側への負担が増えやすいメニューは一旦お休み

セルフケアは大切ですが、「何をどれくらい」やるかを間違えると、かえって長引くこともあります。痛みが続く場合は、早めに状態を確認するのがおすすめです。



受診の目安:こんな時は早めに相談を


  • 走り始めから痛い/日常動作(階段・歩行)でも痛い

  • 休んでも痛みが引かない、または再発を繰り返す

  • 膝の腫れ、熱感、引っかかり感が強い

  • フォームや体の使い方も含めて見直したい

※強い腫れや熱感、外傷が疑われる場合などは、医療機関での評価が優先になることがあります。



札幌市中央区でランナー膝にお悩みなら|鍼灸指圧Sweepへ


鍼灸指圧Sweepは、札幌市中央区にある鍼灸と指圧マッサージの治療院です。前立腺炎や頻尿、線維筋痛症などの痛みの疾患でお悩みの方のご相談も多く、痛みと向き合う施術を大切にしています。ランナー膝でも、「走りたいのに痛い」「大会が近い」「再発を繰り返す」といったお悩みに合わせて、今の体に必要なケアを一緒に整理します。

ご予約・ご相談は、お電話(011-206-6564)またはサイトのお問い合わせからどうぞ。




鍼灸指圧Sweep院長
鍼灸指圧Sweep院長

このブログの著者


水上 達郎

(Mizukami Tatsuro)

「本当に信頼できる鍼灸師」を目指して2011年から札幌の地で開業中



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